2023/6/4に開催された神戸かわさき造船コレクションに合わせて作ったアクスタについて、備忘録も兼ねて簡単にまとめてみようと思います
みずに です 実に5年以上ぶりのブログ更新です
さて今回は 先日6/4に神戸で開催された神戸かわさき造船コレクションに合わせて作ったアクスタ?についてまとめてみます
はじまり
イベントに合わせて何か作りたいなって考えてた時に、「レーザーカッターとUVプリンタを使える環境にあるからアクスタでも作ろうか」と考えたのが始まりです
せっかく好き勝手にアクリルを切れるのだから、ギミック付きにしたいなと
そこで、「猫を撫で続ける涼月のアクスタ(オートマタ)」を考えました
設計&実装
設計の手順は以下の記事を参考にしました
基本的にはGIFアニメをベースに上手く機構を作り上げていくイメージですかね
下絵&動きの設計
まず下絵をなんとなく描いて、尻尾と腕をだいたいどんな風に動かすか思い浮かべます次に、上記の記事と同じように機構解析ソフトでなんとなくアタリを付けてみます(たぶんこの作業も次に出てくるCADで出来たと思う)
その後は、Fusion360でそのアタリを調整しながら3Dモデル化してみました
Fusion360でモデルを組んだのは、このCADで動作をシミュレーション出来るからです
部品が干渉しないことの確認と、思ってたような動きになるかを確認します
たぶんここまでのメカ設計が一番苦痛で楽しいところ
(実は、設計当初はもうちょっと細かい動きを考えていたんだけど、イベントの日程とにらめっこして、ある程度簡易的な動きで まず作りきることを目指しました)
レーザーカット&UVプリント
組み立て
くるくる回転させる部分の軸はアクリル棒を適当な長さに切って実装してます
また、接着剤(アクリサンデー)で固定以外にも、ある程度印刷データをツメていけば圧入によって組み立てることも出来ます
涼月は接着剤と圧入が混在してます
完成
今回わかった課題点
ソフトの多用
まずは、あまたのソフトを行き来しているために、寸法情報の扱いが怪しかったところ
カッターやプリンタへの最終データ出力がイラレベースの環境だったので、自分もイラレを入れた方が良かったですね
あとはちょっとソフトの行き来の影響で白レイヤーがズレてしまっているところもありました、これもイラレを入れれば解決しそう
サーボモーターがうるさい
うっすらと「ジーーー」っと鳴り続けます
実際に即売会場で運用すると、声をかき消すほどではないですが、ストレスですね
ギアをやめてプーリーで組むとか?
今後とまとめ
上の問題点を解消しつつ、猫を撫でる感じとか猫のしっぽの感じをもっとそれらしく表現できらた、より楽しくなりそうです(もちろん、リアリティこそが至高ではなく、簡易的な表現の方が好まれる場合もあるでしょう)
また、アクリルは厚みがあるからオートマタとの相性は若干疑問だったんですが、そんなに悪くなかったですね 個人的には画用紙とも相性はよさそうなの気がするので、そのうち紙でも組んでみたいです
オートマタの可能性?をもうちょっとあがいてみたいですね(伊豆とか山口県にオートマタの美術館があるので行ってみたい!!!)
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楽しかったです、この工作も神戸かわさき造船コレクションも!
これを見るためにスペースにきてくれた方もいました!
(ツイッターでも久々に4桁ファボもついてたみたいで!)
最後まで作りきると色々見えてもくるし、とりあえず完成させるのは大切ですね
「まだもっとうまく作れる」「次はどこをどう改善させてみようか」「こんなネタはどうだろう?」って、考えが出てきてワクワクです
久々に自分にとっての新ジャンル開拓でよかった
みなさんもオートマタ沼にはまりませんか?