2018年1月29日月曜日

ぺーぱー不知火(シャドーボックス風)


色画用紙でシャドーボックス的な不知火を作りました。

当初は、2017年11月のカゲロウスターズ(陽炎型オンリーイベント, 一般参加)にあわせてメタルチャーム不知火を作ろうと思ってイラストを描いていました。
ただ、不知火はピンク髪に水色の髪飾りなので、金属よりパステルカラーな色画用紙で組んだ方が映えるかなと思い、今回はシャドーボックス的な何かになりました。
(まぁ単に、画用紙で作る柔らかい感じの2.5次元ペーパークラフトがやってみたかったんです)

ちなみに、うちの鎮守府のぬいは最古参の一人で、練度は全体でNo.2だったりします。(つよい)

制作手順はざっくり以下の通りです。
◆制作手順
 ・下絵を描く、下絵をパーツ毎に分割する
 ・反転させて印刷し、切り出す
 ・それっぽく貼り合わせていく


立体感について

立体感をどうやって表現するか考えたとき、とりあえず思いついたのは下記の2つでした。
 ・実際に高さを持たせて実装する(本物の影を作る)
 ・影ができるところの色を暗くして、影を演出する(2次元的な処理)
前者は「直感的になんとかなりそう!」と思えたので、今回紙工作をするにあたっては前者のみを採用しました。物理的に立体感を付ける・影を付けるという意味では、シャドーボックスと近いのでしょうか。
(正直に言うと、後者は「影の描き方がよくわからない…」「切るパーツが増えそう...必要な色も増えそう...」だったので、解りやすそうな前者だけでいきました。)


下絵と分割

陽炎型と言えば、やっぱり手袋だよね!ってことで、手袋装着ぬいです。
分割はパーツの位置関係(上下関係)を考慮しながら線をひいていくのかと思います。
とは言っても初めてでピンとこないので、とりあえず適当に分割・組んでみるしかないですよね。まぁ、実際に組めば雰囲気がつかめるでしょう、きっと。
下絵を分割@クリスタ


印刷と切り出し

分割したものを各色の画用紙に印刷します。
今回使った紙はトーヨーの「タント」。「100色セットを買っておけば色で困らないだろう!」ということで選びました。
組んだ時に印刷面が裏面になるように、左右を反転させて刷ります。
\100色/
印刷した線は切り出し用のガイド
(予備として各2セット刷った)

印刷したらちまちま切ります。
PC画面上だといくらでも拡大表示ができるので細かく描きがちで、実物を前にすると思いのほか小さくてビビるんですよねぇ。

切り出したパーツたち
(リボンがちょっと小さかった)



組み立て

とりあえず切り出したパーツをそれっぽく貼り合わせてみました(組み立て1回目)。
切り出したパーツを湾曲させて貼り合わせるだけでそれっぽくなるかと思っていたのですが、あんまり影がつかない...。分割も違和感が残りました。
そこで次はもっと派手に段差をつけててみようと、スペーサ(端切れを丸めたもの)をパーツ間に挟み込んでみたました(組み立て2回目)。
左:1回目  右:2回目
左が1回目、右が2回目の組み立て品になります。1回目に比べたらだいぶ分割もそれっぽくできていて、立体感も増している気がします。やったね!

前髪のスペーサ
(前髪の根元(この写真の右上先端)とスペーサー部分にボンドをつけて、頭に接着する感じ)

髪飾りがさりげなく円錐状なのもお気に入りポイント

同じ要領で胴体も組み立てて、最後に補強用に厚紙を貼りました。ワッシャーをぶら下げているのは、カバンの中に仕込ませた磁石で位置決めするためです。
補強の厚紙


まとめ とか

カゲスタ当日にこのぺぱぬいをカバンにつけて歩きました。
会場はそれなりに混んでいて、何度と他の参加者さんと接触しましたが、壊れはしませんでした。意外と丈夫です(コミケレベルの混みようだと厳しいかもしれませんが)。
反応をいただけたのは嬉しかったなぁ。

このペパクラ、今後発展させるとしたら「両面化」ですかね(今回は正面だけ組んでいますが、背中側も組んで両方の面から見れるようにする)。もしくは動的なギミックを入れるとかでも良いかも。